私のような貧乏ゆすりドラマー(笑)としては、演奏中の振動でその打面側のマイクが倒れないかどうか実に心配ですが、このマイキング方法を採用されているドラマー、サウンドエンジニアさんは結構いらっしゃるようです。
打面側にマイクをセッティングされると、気になるのは演奏ノイズ。打楽器なので指向性の高いコンデンサマイクを使うのでしょうが、フットペダルのグリスが切れていて、踏んでいるペダルからギッコンバッタンというノイズが出ないかどうか心配(笑)です。他にもダブルなど連続して踏んでいる時の以下のようなノイズが・・・
私の現在の悩み<その1>
連続したダブルストロークの際に、ビーターの予動がヘッドに当たってしまう
図で説明しましょう。
以下は「アップダウン奏法でサンバキックなどをやっている際」の状態です。
1.レディポジションから 2.一打目をヒット! 3.瞬間ちょい戻して
4.足全体で二打目! 5.ビーターは自然に跳ね返り 6.次に足を上げた時!!!
5番目と6番目の写真に注目してください。正直なんじゃこりゃ〜!!です。写真5で自然に跳ね返ったビーターを、写真6で足を上げようと踵が持ち上がった際に「踵の後に遅れて持ち上がるつま先の重さ」でフットボードを押し戻してしまい結果「小さくヒット」してしまっています。

嗚呼、これではサンバに変な音符が混ざってしまう!!!
一体どうしたら・・・

これは恐らく足の上げ方足の位置に問題があるのでしょうが、それは次のページでお話しましょう。
私の現在の悩み<その2>
比較的高速で連打している際に、フットボードから靴が当たるノイズが発生する
実は上記の悩み<その1>で頻繁に怒る現象なのですが、足がフットボードから離れると次にフットボードに当たる時に、必ず靴とフットボードが触れる時のノイズが発生します。音を簡単にいうとパチパチパンチ(笑)です。高速な動作になればなるほど、私の足の動きがペダルの反動や予動の動きとズレてしまい、靴とフットボードのに空間ができてしまうようです。

嗚呼、これでは演奏中にパチパチパンチがマイクに入ってしまう!!!
一体どうしたら・・・


まあこの悩みは打面側にマイキングせずに、バスドラのフロントヘッドにマイク用の穴を開けてれば済む話なんですけどね(笑)。

って志低っ!
お前いいのか、それで!!!
言い訳するワケではないですが、上記の二つの悩みは「オープン奏法」にこだわった結果のモノです。シングルはヒールアップで、またダブルはスライドステップのクローズド奏法ならこういう問題はそもそも起こりません。でも「出来ない」って気持ち悪くないですか?、やっぱり何とかしてモノにしたいですよ。

それから以下の悩みは上記のやった事もないマイキングに対する杞憂(笑)とは全く関係がないのですが、これもフットワークの悩みなので自ら便乗しちゃいます。
私の現在の悩み<その3>
どんなペダルを使おうが、「裸足」の方がいいリズム

自宅にエレドラやドラムセットが置けるようになってからというもの、おかげさまで比較的以前よりも練習の機会は増えました。自宅なので夏なんか裸足でそのままプレイしたりしていたのですが、スリッパ(笑)を履いている時、運動靴(今回スニーカーとは言いません)を履いた時、あるいは生足でも靴下を履いている時では、同じ事をやっているつもりでも、録音してみるとキックのタイミングが気持ち悪いくらい違います。結果、一番いいリズムで踏めているのが「裸足・素足」でした。

もちろんリハーサルスタジオに行くときは靴を履いているのですが、時々「ちくしょう、裸足になってやろうかな」と思う事があります(笑)

でもこれ、正直言ってオススメしません。裸足演奏は細かいフレーズを踏むのは向いている気がしますし、ダイナミクスを付ける事にも向いている感じがします。でも靴履いてきちんと踏めるならそれに越した事はありません。それから裸足は「大音量で何曲も続けてプレイする」のは難しいです。っていうか足の裏もヒザも痛い(笑)。やっぱりゴムやエアークッションのソールが付いた靴を履いているおかげで「ためらいが無くなる」という事実は大きい。もっともあなたが、裸足のドラマー、ナニワ東原力哉氏の様に足の皮が剥けても気にしないド根性があるなら話は別ですが(笑)

先日、かの故「ジェフ・ポーカロ」氏の教則ビデオを久しぶりに見ていたのですが、いかにも滑りそうな革靴なのに平気で「普通に」踏んでるんですよね。あの人変態だわ(笑)
上記の悩みは、皆さんにとってはつまらないモノに感じたかもしれませんが、現在の私にとっては非常に大きな壁です。最大の問題はこれらをワザとやっているのではなく「結果そうなっちゃってる」っていう部分なんですよね。<続く

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