私が子供の頃遊んでいたTAKARAの変身サイボーグや、今なお熱狂的なファンがいるG.I.ジョーみたいに、とにかくリアルに足の関節が動く人形なら何でも良かったのです。でもどうせわざわざ買うんだから、X-FILE好きな私にとっては、ここは間違いなく「モルダー」でしょう。私は特にフィギュアのファンでも無いのですが、久しぶりにオモチャ屋に行って超楽しかった。最近ではスカリー人形まで欲しくなる始末(笑)
さてお待ちかね、私もあなたも悩んでいる大問題の(笑)ダブルストロークです。実は細かく分ければさらに色々ありますが、代表的なものは以下の通り。

スライドステップ奏法
アップダウン奏法
ダウンアップ奏法
ダウンアップ奏法+

などです。言葉で説明するもの難しいので以下のビデオ(笑)で解説しましょう。
動画は全て
二つキックした後に踵を降ろした「休み」を入れてあります。
ビデオは冗談ですが、やはり多少重いのでADSL以上の接続環境を推奨します。
スライドステップ奏法
文字通りフットボードの上をスライドさせることによって二つ打ちを可能にした奏法です。

数多くのドラム教則ビデオなどでご覧いただけます。ヒールアップ奏法でプレイされているドラマーに比較的多い奏法だと思います。この奏法に慣れるとスライド幅が小さくても、もしくはスライドしなくても2打踏めるようになります。

ちなみにかのデイブ・ウェックルさんの様な二打目の際にフットボードの左側(右足の内側)にヒネリを加える関節の柔らかい方(笑)もいらっしゃいます。
アップダウン奏法(サンバ!)
こちらも文字通り一打目をヒールアップ++(空中殺法)でキックした後、ヒールアップ+(かかと落とし)※で二打目をキックします。

こちらもかなりのドラマーに支持され、数多くのドラム教則ビデオなどでご覧いただけます。高速なサンバキックなど、テンポの速い曲などではこちらを用いることが多いと思います。ヒールアップ奏法からでも、ヒールダウン奏法からでもプレイしやすい奏法だと思います。
ダウンアップ奏法(足首命)
しつこいですが文字通り(笑)一打目をヒールアップ+(かかと落とし)※でキックした後、足首を戻してまるで立ち上がるかのように二打目をキックする奏法です。

恐らく現在一番多くの教則本で取り上げられている、もしくは推奨されているダブル奏法だと思います。その様はあたかもマイケルジャクソンの「つま先立ち」の如く(笑)。スローからミドルテンポの曲などで説得力のある「ドドッ」が踏めます。実は「ドドッド」などの三打打ちに関してはアップダウン奏法よりも向いています。理由は二打目を打ち終わると踵を上げたスタンバイ状態になっているからです。
ダウンアップ奏法+(トゥヒール)
上記のダウンアップを高速連打に利用するためにモーションを小さくしたものです。
ってモルダー上手ぇぇぇ〜!!!

ペダルの上でつま先と踵を「シーソー」の様に動かします。実をいうと本当は(足の甲に付かんばかりに)もっとビーターが戻ってきます。スプリングによる跳ね返りを撮影し忘れちゃいました(スイマセン)。これはダウンアップ奏法を永久に続ければ良いだけなので、二打を超える連打にもとても向いています。スティーブ・スミスさんは「トゥヒール」という名前で呼んでいました。一見の価値アリです。
※印が気になった方へ。この動きは実は「フルフット奏法」です。動画では動きが分かりやすいように踵を降ろしたり足首を戻して「お休み」を入れましたが、アップダウン奏法では二打目、ダウンアップ奏法は一打目に「フルフット」のアクションが入ってしまうので、その音符がアクセントになってしまいます。これらは音量の差が生じやすい奏法と言えます。一打目と二打目、比較的音量を均等にしやすいのはスライドステップ奏法です。

でもまあそんなのは練習次第っすよ!!続く

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