良くないですね、人の楽器購入に付き合うのは(笑)
ダメですね、落ち着いた雰囲気の楽器店は(笑)
後輩ミュージシャンのギター選びに付き合ったつもりが、結局自分が買い物するハメになりました。購入したのは新宿のとあるお店、普段結構行っている新宿の三越横の某店ではなかったのですが、新宿は広いですね(笑)広々とした店内でいくら試奏してても大丈夫。おかげで、お店に置いてあったほとんどのスネアドラムを試奏してしまいました。

で、買っちゃいました。
話題の国産ドラムメーカー
「CANOPUS(カノウプス)」のモデルです。
CANOPUS
The Maple M-1455
カラー:Natural LQ(ナチュラル・ラッカー)

サイズ
シェル
フープ
テンション
14×5.5
メイプル8プライ
ダイキャスト
8

このスネア、かなりイイです。今まで一番使用頻度の高かったラディックの“ブラス・エディション”を押しのけて、思わずメインスネアにしてしまいました。木胴の音、とりわけ「メイプルの音」というものを再認識させてくれるサウンドでした。

まず
ルックスがイイ!(←これ超重要)
最初「赤が良かったのになあ、ちょっとオヤジくさいかな…」と思ったNatural LQ(ナチュラルラッカー:素材の木の色をそのまま使ったもの)も、音を聴いたら全然気になりません。買った後は「この木目がいいんだよね」とか、むしろ渋さを感じるから不思議。8テンションでシェルの取り付けボルトも必要最低限の8個(普通は16個や32個、少ないほど胴に穴が空いていないということ)で、木の鳴りを活かそうとしている姿勢がこれまた“イイ”ですね。

塗装も凝っていて、
「ニトロセルロース」という、ヴィンテージギターなどで使用されている、特殊な柔らかめのラッカー塗料を使用しています。これは多くのメーカーで「音はいいが、ドラムに使用するには、塗装面の強度が弱すぎる」という理由で避けられているらしい塗料だそうで、まあ詳しい事はよく分からないのですが(笑)、とにかくいい音です。そのうち経年変化で、ヴィンテージギターみたいに塗装面がヒビ割れてくるそうですが、音も「枯れて」イイ感じになるそうです。私はドラムを叩いている時以外は、その楽器の手入れをしているのが何より好きな人間なので、まあコンディションを保つのは大丈夫でしょう。どんな姿に成長していくのかとても楽しみです。

楽器紹介ページはこちら

CANOPUS サイトはこちら
http://www.canopusdrums.com/

ちなみに付き合った後輩はさんざん悩んだあげく、奴は結局何も買わずに店を後にしました。スクールの先生にその話をしたところ「楽器を買っちゃう時ってそいうもんですよね(笑)」との事。さすが分かってらっしゃる。
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