日本で以前から有名なシンバルメーカーはジルジャン(アメリカ製)、セイビアン(カナダ製)、そして私の使っているパイステ(スイス製)です。最近では元々の本家であるトルコ製シンバルも輸入され、どんどん紹介されているようです。シンバルは「演奏者との相性」なので興味は尽きないですね。
世の中にはチーンとかシャーンとかいわないシンバルもあります。とても小さなスプラッシュ・シンバルや、エッジの部分が反り返った面白い形状で「ガシャーン」と鳴るチャイナ・シンバル。穴の空けてあって響きが少ないシンバルなどなど、そんな個性的で面白いサウンドを持つシンバルがエフェクトシンバルと呼ばれています。それらの中でも私がよく使うのは“スプラッシュ”で、音は小さめですが、そのとても個性的なサウンドが、楽曲の中でしばしばアクセントになってくれます。
SABIAN(セイビアン)
WILD 900 Chinese Splash(チャイナ・スプラッシュ)10inch

短かった大学時代に購入。先輩ドラマーが使ってるのを見て「あれが欲しい」と次の日にショップに走った憶えがあります。

見た目キラキラ光っていますが、音もキラキラしています。WILD900は廃盤ですが、おそらく今でいうセイビアンの“Pro”シリーズに相当するものだと思います。見ての通りWILD900のチャイナ・スプラッシュは溝がありません。ツルツルしています。音は“シャキーン”って感じですかね。猫だまし的に使用しています。多くの人が
「ハッとする音」だと思います。
SABIAN(セイビアン)
Hand Hanmerd Splash(スプラッシュ)8inch

上記のチャイナ・スプラッシュと組んで使いたくて購入しました。狙いは
“シャキーン”“シャ・シャキーン”にする事(頭悪そう)

ジルジャン、パイステを含む、比較的代表的なシンバル各社からリリースされている8インチを10種類ほど比較して「一番好きな音」を選んだら、結局セイビアンの一番高いモデルでした。きっとシンバルの価格は最大公約数の「好きな音」で決めてるんだろうな、と勝手に解釈。かっちょいい音がしますよ。
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